酸素室-安全にお使いいただくために

安全にお使いいただくために

酸素室を構成する酸素濃縮器(以下、本製品という)は動物または人間に対する健康の維持・回復に役立たせるための酸素吸入を目的とした健康機器です。医療機器ではありません
目的以外のご使用はお避け下さい。

 

本製品は安全にご使用いただけるように禁油処理など特別な方法・処理を行ったうえで製造されておりますが、高濃度酸素という特別な性質により、下記注意事項を守らずに使用すると、発火などの思わぬ事故を招くことがあります。本製品を安全にご使用いただくため、正しい取り扱い方法をご理解くださいますようお願いいたします。

 

本製品を正しく安全にお使いいただき、ご自身や周囲の方に危険が及ぶ可能性を防止するため、下記のように「警告」、「注意」の2種類に区分しています。いずれも安全に関する重要な内容ですので必ず守ってください。

 

人が死亡または重症を負う可能性が想定される内容 

 

人が障害を負う可能性および物的損害の発生が想定される内容 

※「注意」に区分した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。

※本製品は人間用としてもお使いいただけます。人間用としてお使いいただく場合のみの注意点につき ましては(*)マークを付けています。

 

 

 

ご使用前の確認事項

 

▲医師の治療を受けているときは、必ず医師に相談したうえでお使いください。

 

▲幼児・子供・妊娠または妊娠している可能性のある方はご使用にならないでください。(*)

 

 

 

設置環境

 

▲暖房器具周辺など高温になるところに本製品を設置しないでください。火災が発生したり、爆発する危険があります。

 

▲本製品は必ず屋内でご使用ください。日光が当たる場所を避け、10〜40℃の範囲でのご使用をお守りください。10℃以下になるとコンプレッサーの動作が鈍くなり(または停止し)、正常にシステムを作動させることができません。また、40℃を超えるとモーターが過熱して発火する恐れがあります。

 

▲本製品の作動中はモーター部分から熱を発しますので、設置の際は壁や物から25センチ以上離し、熱がこもらないようにしてください。

 

▲本製品は発火防止のため火気・油煙は厳禁です。キッチンの近くには設置しないでください。

 

▲本製品は防水加工を施しておりませんので、水がかからないようにお気をつけください。浴室やキッ チンには設置しないでください。

 

▲火災や感電および故障を防ぐため、電源コード・プラグを点検してください。電源コードにキズや亀裂がないか、芯線がむき出しになっている箇所はないか、油類が付着していないかなど。ま た、プラグに焦げた跡はないか、刃が変形していないか、ほこりがたまっていないかなど必ず点検 してください。

 

▲漏電火災を防ぐため、本製品を長時間使用しない場合は電源プラグをコンセントから抜いてください。

 

▲幼児・子供にイタズラされないように金網で囲うなどの対策をとってください。

 

▲本製品は丁寧に扱い、転倒、転落等による破損・故障を防止するため、安定した床に設置してください。毛足の長いじゅうたんの上や振動が発生するところには置かないでください。

 

▲耐荷重構造ではありませんので本製品の上に乗ったり、重いものを乗せたりしないでください。

 

▲本製品をちりやほこりが多いところに設置しないでください。装置の目詰まりにより火災の発生や故 障の原因になります。

 

▲電源プラグを抜き差しする場合は、必ず電源プラグを持って行ってください。電源コードを引っ張って芯線が切れたりすると、正常に通電しなかったり、感電・発火の恐れがあります。

 

▲火災が発生したときに備えて、粉末消火剤など消火設備を整えてください。

 

▲本製品装置内のゼオライトは湿気に弱いため、近くで加湿器を作動させないでください。また湿気のある浴室の近くには設置しないでください。

 

 

 

ご利用中の注意事項

 

▲本製品をご使用中に動物(または人間)に異常が見られた場合は直ちに使用を中止し、病院で医師に相談してください。

 

▲高濃度酸素は強い助燃性を有するため、可燃性物質と混合した場合、着火により激しく燃焼または爆発する危険がありますので、コンロのガス、缶スプレー、灯油、アルコール類などの可燃性物質との同時使用は避けてください。

 

▲コンロのガス、缶スプレー、灯油、アルコール類などの可燃性物質を使用した場合は、必ず換気を行ってください。

 

▲高濃度酸素は空気中の酸素よりも着火温度が低いため、着火の原因となる火花、火気、静電気、摩擦熱などを本製品の近くで発生させないようにしてください。

 

▲油脂類やグリースなどは、酸素に触れて火気を帯びると激しく燃焼しますので、電源スイッチ、酸素吐出口、流量調整弁、その他本体各部、酸素チューブおよびチューブ接続部に付着しないようにしてください。

 

▲他の酸素濃縮器あるいは空気圧縮効果をもたらす機器との併用は避けてください。酸素濃度が異常に高くなり、急性の酸素中毒を発症する可能性があります。

 

▲発電機、DC電源、インバータ電源(オキシビーナス・ミニを除く)でのご使用は、火災・故障の原因になりますのでおやめください。

 

▲水で濡れた手で本製品を作動させたり、電源プラグを抜き差ししたりしないでください。また、作動中に濡れた手で本製品をさわらないでください。火災や感電の恐れがあります。

 

▲本製品装置内のゼオライトは煙草の煙に弱い物質ですので、本製品設置部屋での喫煙は避けてください。

 

▲加湿ボトルには天然水または精製水を入れてください。水道水を使用すると塩素臭がする場合があります。

 

▲加湿ボトルで香りを楽しむ時は、必ずアロマ液(水溶性)をお使いください。油性のアロマオイルは絶対にご使用にならないでください。油分が器内やチューブに付着して故障の原因になります。(*)

 

▲酸素の供給率が悪くなりますので、酸素吐出口および接続チューブにほこりが入らないようにしてください。

 

▲本製品を一度止めて再始動させる場合は、5分ほど時間をおいてから電源を入れてください。器内の圧力が下がらないうちに電源を入れると、コンプレッサーに負担がかかり不具合を生じさせる原因になります。

 

▲本製品ご使用中に不具合や故障が起きた場合は弊社までご連絡ください。

 

 

 

日常のお手入れ・メンテナンス

 

▲本製品の分解や改造、修理はなさらないでください。火災や感電あるいは故障の原因になります。故障した場合は保証の対象外になります。

 

▲弊社指定の付属品・部品以外は使わないでください。機器の不具合、故障の原因になります。

 

▲空気の吸い込み口および外部フィルターは掃除機等を使い、定期的にほこりを取るようにしてください。ほこりが詰まると十分な空気を吸い込むことができず、装置が正常に作動しなくなる可能性があります。また、モーターに負担がかかり故障の原因になります。

 

▲外部フィルターは、汚れがひどい場合は取り外して水洗いしてください。水洗いをしたときは、十分に乾燥させてから取り付けてください。

 

▲本体はほこりが溜まらないように、定期的に乾いた柔らかいタオルで拭き掃除をしてください。落ちない汚れがある場合は、水で薄めた中性洗剤をタオルに含ませて拭き取ってください。感電を避けるためお掃除中は電源プラグをコンセントから抜いてください。

 

▲加湿ボトルは、定期的に水洗いしてください。水洗いをする場合はクレンザーなど研磨剤が入った洗剤は使わないでください。加湿ボトルが傷つき、汚れが入り込んでしまいます。

 

▲カニューラ、マスク、ヘッドセットは水洗いではなく、濡れたタオルで汚れを拭きとり、陰干しして十分に乾燥させてください。水洗いをすると吸気管に水が浸入して酸素が正常に出てこなくなる可能性があるほか、侵入した水を吸い込んで呼吸困難に陥る恐れがあります。

 

▲絶縁劣化や漏電火災を防止するため、長時間ご使用にならないときは、電源プラグをコンセントから抜いてください。

 

 

 

火災時の注意

 

▲高濃度酸素は、発火した場合の火勢を強め、激しく燃焼させる性質がありますので、火災が発生した場合は速やかに機器を停止させてください。消火には粉末消火剤(場合によっては水も有効)をお使いください。

 

 

 

運 搬

 

▲本製品を移動または運搬する場合は強い衝撃を与えないようにしてください。故障の原因になります。

 

▲本製品の移動または運搬中は加湿ボトルの水は抜いてください。加湿ボトルの水が漏れて本製品にかかり、故障の原因になります。

 

 

 

トップページへ

page top